張九思

 

大徳年間の中書平章政事。
皇太子チンキムの怯薛官であった張九思は、皇太子死後テムルに従う。
アフマド暗殺事件では、犯人を捕らえ、共謀と思われた顔進、張易の弁護をおこなった。
犯人らが偽皇太子一行を装った為、皇太子にも疑いが及んだが、真実は闇の中…。
この事件について残ってる資料は、世祖裕宗実録を編纂した張九思の手によるものである。
テムルが皇位を継ぎ、張九思も順調に出世し亡くなった。

 
字は子有。燕宛平人。蘇州節度使・張滋の子。

至元2年、皇太子チンキムの怯薛へ入る。東宮に総管府が作られると工部尚書兼府事となる。

至元19年の平章政事・アフマドの暗殺事件の際は反乱者を逮捕した。

至元22年チンキムが薨じた後は、テムルに従う。

至元33年、中書左丞、兼・事丞。翌年フビライ=ハァン崩御、テムルが継ぐ。

資徳大夫、中書右丞へ進む。世祖・裕宗実録の編纂を命じられる。兼領史事。

大徳2年、栄禄大夫、中書平章政事。5年、大使徒、6年光禄大夫、同年薨じる。没年61歳。

以下、張九思の子供。

張金界奴:光禄大夫、河南省右丞。

元史に伝あり、169巻列伝第56張九思伝

 
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